カヤック・フィッシングでマグロ日本記録139cm、39.2kg

J-フォースカヤックのテスター、ウリヤ マサル氏の見事な釣行レポートが届きました。

ウリヤ氏は弊社が会社名を変更する4年前からテスターをお願いしているイケメン カヤックアングラー、当時の弊社のカタログにも登場していました。

カヤックから、このサイズのマグロです!!

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<レポート> 

【カヤック・フィッシングでマグロ日本記録139cm、39.2kg】

2015年9月、千葉県某所。コアジサシの鳥山とベイト・フィッシュのサバ、ショゴのボイルのど真ん中に入ったカヤックの周りでは、大物の捕食時特有の水柱の立つ間隔が徐々に短くなりつつあり、活性がクライマックスを迎えようとしていた。タイミングを見計らいスローピッチ・ジグをベイトボールの下で待ち構える捕食者の領域へ投下、PEラインと高弾性ロッドを伝わり水中の緊張感が手元に届く。水深約150m、ラインが60m出たところで前あたり、ハンドルを5回転して、再びフォールでコツコツと当たり、フッキングが乗った。暴力的なまでのファースト・ランは、120m、直感的に普通のサイズではないことが分かったが、魚に引っ張られ追随するのがカヤックのメリット、根周りのデカ勘八や大政でもないかぎりラインブレークの心配はほとんど無い。一方、PEラインは2号と細く丁寧なやり取りを要した末、セカンド・ランの60m。一進一退の攻防が続くなかラインを回収しリーダーが近くなったところで、再びサード・ラン35m。リフト・アップに上半身を酷使するため体力の限界に近い、加えて日没が迫り心が折れそうになったが、獲物がカヤックの下で旋回をはじめた時、勝利を予感した。三度リーダーまで残り20m、10m、旋回は更に大きくなりロッドティップとは、逆方向の左舷側にその巨体が浮き、勝負に決着がついた。今回、仕留めたのは、キハダマグロ、内臓処理、血抜き後計測、39.2kg、全長139.5cm、ファイト・タイム40分。

昨年、同ポイントで味わったバショウカジキの痛恨のフックアウトを教訓に、大物狙いでは、長い艇ではキールが抵抗になるため、マニューバ性能の高い短めの艇をあえて選択したこと、またジギングロッドでもバウ(船首)をかわして左右でやり取りできることが、勝因となったと考えている。

<タックルデータ>

ロッド:遠里釣具・ゴクエボリューションB/Kエディション、リール:シマノ・オシアジガー2000NRPG、ライン:ゴーセンPE2号、リーダー40lb、ルアー:ダミキ・バックドロップ160g

<自己紹介>

ウリヤ・マサル氏:1974年生まれ

J-FORCEカヤック・テスター。本職の美容院経営、また二児の父として育児の傍ら、外房及び鹿島灘の遊漁船に足しげく通うジギンガーであったが、2010年にカヤックに転向。以降、旧バイキングカヤック・ジャパン(株)の創業時から弊社テスターとして活動中。

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2015年09月27日

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