Clothing
カヤックに適した服装

季節に合わせてパドリングに適したウェアを着用しましょう。最近は、様々なデザインや機能を持ったカヤック専用のパドリングジャケットとパンツが各社から発売されています。水温が冷たい時期は落水時のハイポサーミア(低体温症)から守るドライスーツなども着衣が濡れにくいためにカヤック・アングラーに人気があります。朝夕と日中との気温の変化が激しい春・秋は、ウェアの選択が最も難しい時期です。水遊びを兼ねて沈(転覆)を前提とするならウェットスーツを、また快適さを求めるのであれば化繊のウエアのレイアリング(重ね着)で調整します。夏季には、水着とTシャツなどのラフな格好でカヤックをする人を見かけますが、綿(コットン)製品は濡れると乾きにくく、急な天候の変化によっては体温が奪われる可能性があるため推奨できません。また、一般的なSOTカヤックは、全身を直射日光にさらされるオープンデッキ・タイプです。手足の日焼けを予防するためにも皮膚の露出の少ないウェアの着用が必要です。また、ウエーダーは沈したときに再乗艇ができなくなり、非常に危険を伴います。カヤックフィッシングの際には、PFDを付けて着衣水泳の出来る服装を心がけてください。最後に、いずれの服装も突然の霧やウネリの中では極端に視界が悪い条件になることを考えて、相手から良く見える色のウェア類をお勧めします。

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